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宮崎・西都原考古博物館で企画展「古人骨」 ボーンマルシェも

古人骨展の案内の前で、ボーンマルシェのフライヤーを持って立つiさいとのスタッフ

古人骨展の案内の前で、ボーンマルシェのフライヤーを持って立つiさいとのスタッフ

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 西都原考古博物館(西都市三宅)で現在、企画展「古人骨(こじんこつ)」が開催されている。

酒元ノ上6号横穴墓2号人骨。対面できるような角度で頭蓋骨を配置する

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 古墳時代を中心に縄文時代から江戸時代まで、県内出土の約800体の国内有数の古人骨を保管する同館。今回は「人骨から何が分かるのか」「南九州の古人骨」「古人骨研究の最前線」のテーマで展示している。

 ロビーには、縄文人と弥生人の巨大な頭蓋骨の模型を展示。触って、見比べて、その違いを知られるほか、フォトスポットにもなっている。西都市で発掘された、全身の骨がそろう「酒元ノ上6号横穴墓2号人骨」も展示する。

 学芸普及担当の沖野誠主査は「当館での人骨展示は16年ぶり。成長過程や病気・負傷の痕跡の残るものも含め、多数の貴重な古人骨を展示する。南九州の地下式横穴墓は空間があるため、人骨が残っており、多く発掘されている」と話す。「彼らの尊厳を守りつつ、怖さを感じないよう展示の仕方を工夫した。彼らが生きた時代の南九州に思いをはせてほしい」とも。

 開館時間は9時30分~17時30分。月曜休館。入館無料。2月23日まで。来年1月には関連講演会とワークショップも予定する。

 関連イベントとして12月20日、「ボーンマルシェ」も開催。主催は「iさいと」。

 当日は骨にちなんだ雑貨の販売のほか、お面や人形作りなどのワークショップも用意。シールラリーや、事前に募集したコスプレイヤー参加のダンスと写真撮影、体操「骨の呼吸」や骨にまつわるクイズ大会なども行う。

 ボーンマルシェの開催時間は10時~15時。

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