宮崎県立明星視覚支援学校(宮崎市島之内)の児童・生徒のアート作品を展示する「ワクハク」が現在、高鍋町美術館(高鍋町南高鍋)のエントランスで開催されている。
(左から)紙粘土の作品「笑顔の豆」「あのときの算数の時間に」「縄跳びをがんばったぼく」
同展では児童・生徒16人の作品を展示。小学部6人と中学部3人(図工・美術の授業で制作)のほか、「呼びかけで参加した」という高等部の普通科3人と、「理療科」各コース在学中の3人の作品も含まれる。粘土を使った作品やおはじきやビーズを使った作品など、さまざまなものがある。通学で毎日使う駅や風景、授業で使う道具などを各自が撮った写真も展示する。
同校美術科の上埜芳信教諭は「イベントのテーマは『共生社会を感じよう』。児童・生徒には美術に触れてほしいという思い、観覧者には学校を知り興味を持ってもらいたいとの思いがある」と話す。「各自のイメージに合わせて絵の具を調合し、色を作り出している。色の作り方についてはあえて細かく指導せず、それぞれの感性に任せた」とも。
開催時間は10時~17時(最終日は14時まで)。観覧無料。12月21日まで(12月8日・15日は休館)。