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宮崎に「酒肴 じょっぱり」 福祉業界から転身、北海道直送の海の幸提供

「北海道の味を楽しみながら、ゆっくり過ごしてほしい」と話す清水崇史さん、美歩子さん夫婦

「北海道の味を楽しみながら、ゆっくり過ごしてほしい」と話す清水崇史さん、美歩子さん夫婦

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 「酒肴(しゅこう) じょっぱり」(宮崎市清武町、TEL 0985-40-1734)がオープンして、11月6日で1カ月がたった。

「釧路名物カツスパミート」。スパゲティはペペロンチーノに仕上げ、ミートソースと大きな豚カツをトッピング

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 宮崎出身の清水崇史さんと北海道出身の美歩子さん夫婦が営む同店。2人はこれまで介護士として福祉業界に携わってきた。「いつかは自分たちの店を持ちたい」との思いから、これまでにさまざまな飲食店で食べ歩き、店づくりの構想を練ってきたという。

 木を基調とした温かみのある店は、スナックだった店舗を2カ月かけてリノベーションしたもの。「くつろいで過ごしてもらえるように、カウンター席もテーブル席も堀りごたつにこだわった」と崇史さん。壁のしっくいは美歩子さんが塗り仕上げた。「アットホームな雰囲気に仕上げたく、子ども5人含め家族で力を合わせて仕上げた」と美歩子さん。

 提供するのは、北海道・厚岸から直送で届く魚介類や北海道の郷土料理。美歩子さんの父親や兄弟が漁師をしていることから、水揚げしたばかりの新鮮な魚介類が届くという。中でも、この時期に旬を迎える「青つぶ貝」(2個1,000円、3個1,500円)は崇史さん「一押し」の一品。「下ゆでしてから蒸し焼きで仕上げることで、うまみが凝縮し、身の締まったしっかりとした味わいを楽しめる」と崇史さん。

 ほか、北海道厚岸産のブランド「マルえもん」の「焼きガキ」(1個300円)や「釧路名物カツスパミート」(1,000円)などを提供。「当店ならではの旬の魚介類を使い、北海道の味を届けていきたい」と2人は話す。

 オープンから1カ月を振り返り、崇史さんは「ここで知り合ったお客さま同士が楽しそうに話す姿を見て、出店して良かったと感じる」と話す。美歩子さんも「『おいしかった』という言葉が何よりもうれしく、また頑張ろうという気持ちになる」と話す。

 営業時間は17時~24時。

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