
「みやざきに市民ファンドを!設立準備委員会」(宮崎市鶴島2)が現在、県内初となる市民ファンドによる一般財団法人の名称を募集している。
今回名称を募集している一般財団法人は、市民や企業からの寄付を元に宮崎県内で地域の課題解決に取り組む人たちや団体を資金面などで支援する。財団設立に向け、県内の有識者や市民活動団体などで同準備委員会を立ち上げた。
事務局を担当するNPO法人「宮崎文化本舗」スタッフの藤間紀恵さんは「財団設立により地域の課題解決にチャレンジする人たちや団体をみんなで支え合い、地域の未来を明るくできれば」と話す。
同委員会では、財団を設立するためにイベントやSNSによる情報発信を行い、市民ファンドの重要性を伝える活動を継続して行っている。8月31日までの期間では、財団を設立する上で必要となる基本財産を県内各地で市民、団体や企業に呼びかけ、結果、多くの寄付が集まった。10月には一般財団法人設立を計画している。
藤間さんは「今回、多くの人の支援で財団設立の第一歩が踏み出せた。年齢や職種を問わず誰でも参加できるので、地域の人たちにより愛着を持っていただけるような名称を考えもらえるとうれしいと話す。
同委員会サイトやフェイスブック、インスタグラム内にある専用フォームで9月25日まで応募を受け付ける。同委員会が候補を選定し、寄付者の投票で10月上旬に決定する。全応募者の中から3人に抽選で宮崎キネマ館の招待券が当たる。