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宮崎市民劇場が公演「猫、獅子になる」 宮崎県立劇場での公演再開へ

2025年度の案内パンフレットを手にする事務局長の川崎わか子さん(右)と役員の小田ゆう子さん(左)

2025年度の案内パンフレットを手にする事務局長の川崎わか子さん(右)と役員の小田ゆう子さん(左)

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 宮崎市民劇場の舞台公演「猫、獅子になる」が4月6日、宮崎県立劇場(宮崎市船塚3)「演劇ホール」で開催される。

市民劇場の事務所内で公演に向けた準備を行う様子

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 1991(平成3)年10月に発足した同団体は今年で34年目を迎える。同施設が2023年8月から耐震工事のため休館して以降、宮崎市民文化ホール(花山手東)で公演を継続していた。

 同団体事務局長の川崎(崎はたつさき)わか子さんは「県立劇場での公演は1年9カ月ぶり。音響施設の整った演劇ホールは、演者の声が観客によく届く。再開を待ち望んでいたので、とてもうれしい」と話す。

 今回の公演は、80代の親が50代の子を世話する「8050問題」がテーマ。主演は劇団俳優座の92歳の岩崎加根子さんが務める。

 同団体では会員が担当を受け持ち、年6回ある公演の運営準備や当日の受付を行う。川崎さんは「一定の人数が保証される会員制だからこそ、劇団も安心して公演できている。平和や人間愛をテーマにした演劇を見ることは、宮崎の文化的な豊かさにつながると思う」と話す。

 会員数は、1995(平成7)年の杉村春子さんが主演した公演「怪談牡丹(ぼたん)灯籠」(文学座)時の1324人をピークに、現在は700人。川崎さんは「演者と観客が一体となって初めて完成する生の舞台の良さを多くの人に味わってほしい」と観覧を呼びかける。

 18時30分開演。会員制で、入会金は、大人=2,500円、大学生以下=1,500円。月会費は、大人=2,500円、大学生以下=1,500円。

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