「おやつとコーヒー Pon Pon mum（ポンポンマム）」（都城市金田町）が都城にオープンして、2月2日で3カ月がたった。

平飼い卵と自然農米粉のシフォンサンド（写真はマスカットとキウイ（上）・あんこと白玉（下））。メニューは週替わり

　イベントでのポップアップ出店などを6年間続けてきた同店が、店名を変更し初の路面店を開業。店主の小林茉衣さんは「わが子へのおやつ作りが始まり。だんだんと原材料にこだわるようになり、友人に振る舞っているうちに『売ってほしい』という声が増えた」と話す。「宮崎市から都城市へ移住したタイミングで、せっかくならば、と実店舗を併設することに決めた」とも。

　今回のオープンに際して、都城周辺のイベント出店を増やしたり、「テラスタマーケット」（中町）で商品を販売したりして地元住民の嗜好（しこう）をリサーチ。「地元の人に受け入れてもらえるのか気になっていたが、おいしいものが好きな人や新しいことに敏感な人たちが多いことを実感し、手応えを感じた」と茉衣さん。

　重視しているのは、「体に優しく、納得のいくおいしさを追求したお菓子」と茉衣さん。地元の食材を多く使うほか、ビーガンやプラントベース、グルテンフリーの小麦を使ったお菓子も用意。イベント出店時は販売していなかったタルトやシフォンサンドなどもそろえる。テイクアウトが基本だが、イートインスペース2席も用意。夫の仁さんがいれた自家焙煎（ばいせん）コーヒーも用意している。

　茉衣さんは「イベント出店よりも、より『当店のお菓子を気に入ってくれた』ことを実感できてうれしい」と話す。

　営業時間は11時～17時。月曜・火曜・金曜定休。