スープカフェ「自然と」(宮崎市佐土原町下田島、TEL 0985-71-3685)がオープンして、10月20日で2カ月がたった。
店主の福嶋唯誇さんは元高校教師。オープンの経緯について、「実家が農家を営んでおり、そこで廃棄されていくB品野菜の現状を目の当たりにしてきた。規格外の食材を地元から仕入れ、調理・加工することで地域の魅力を発信し、支援につなげたい」と話す。「子どもたちの未来のために食育の重要性を強く感じ開業した」とも。内装は、福嶋さんの好みだという緑色を基調としたレトロな雰囲気に仕上げた。店内はテーブル14席。
メニューは、佐土原産の野菜を使ったスープ。おにぎりが付く「おにぎりセット」(1,100円)、バゲットサンドが付く「サンドセット」(1,400円)、バター付きトーストが付く「トーストセット」(1,000円)を提供する。ほか、自家製こうじを用いた「塩こうじ鮭(さけ)おにぎり」(250円)、「酵素シロップジュース」(400円)も。
店名の「自然と」には「人生、自然と共に生きることが一番」という思いを込めたという。福嶋さんは「世代を超えた交流の場となり、味覚を鍛える『味育』を通じて本来の味を知ってほしい」と意気込む。「近隣の幼稚園や学校と連携し、食育活動を展開したい。教育関係者や保護者、地域の人たちと協力して、子どもたちの健全な食生活を支援していければ」とも。
営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。