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宮崎出身のミュージカル俳優・松田佑子さん、地元でコンサート 姉妹で共演

(左から)松田浩子さん、佑子さん。それぞれドイツと東京から帰省した今回が久々の共演となる

(左から)松田浩子さん、佑子さん。それぞれドイツと東京から帰省した今回が久々の共演となる

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 宮崎市出身のミュージカル俳優・松田佑子さんによる歌唱と落語のイベント「松田佑子コンサート」が7月28日、宮崎市清武文化会館(宮崎市清武町西新町6)で開催される。

「松田佑子コンサート」のチラシには、問い合わせ先も記載(写真提供=松田佑子さん)

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 松田さんは12歳から、宮崎市のミュージカル劇団「夢」に在籍。宮崎学園高校音楽科卒業後に上京。小劇場、落語、モーションキャプチャーなどの経験を積み、劇団四季へ入団した。「赤毛のアン」「春のめざめ」「嵐の中のこどもたち」「ライオンキング」「エルコスの祈り」などに出演し、メインキャストも務めた。退団後は、浅草東洋館で行われた「井上寄席」などに出演してきた。

 今回伴奏を務めるのは、松田さんの姉でピアニストの松田浩子さん。姉の浩子さんは、宮崎大学教育文化学部卒業後、「アントン・ルービンシュタイン・アカデミー」を経て、東京芸術大学大学院修士課程(室内楽専攻)を修了。2013(平成25)年からはドイツに移住し、室内楽・歌曲伴奏を中心にアンサンブルピアニストとしてヨーロッパ各地で演奏活動を広げる傍ら、ケーニヒスヴィンター市立音楽学校ピアノ科講師として後進の育成にも力を入れている。

 佑子さんは「コロナ禍や出産などが重なり、人生で初めて長期間歌わない時期を経験した。その後、舞台で歌った時、歌は自分と切り離せないことを実感した」と話す。「小さい頃から歌い続けていられた理由を考えた時、宮崎の周りの人々が温かく見守ってくれていたおかげだと気付いた。そこで感謝の気持ちを伝えるため、宮崎でのコンサートを決意した」と話す。

 浩子さんは「自分がピアノの道に迷いそうになっていた時期に、妹の歌やミュージカルに一生懸命な姿を見て自分を鼓舞してきた。宮崎大学で素晴らしいピアノの先生に出会えたことも大きな礎になっている」と話す。

 コンサートでは楽曲の一部を宮崎弁の歌詞にして歌唱する。「音楽的な言葉の譜割りなどに関して、浩子さんからアドバイスを受けた。私自身も勉強になり、音楽的にも良いものに仕上がったと思う」と佑子さん。

 18時30分開演。料金は、大人=1,500円、学生=1,000円、未就学児無料。全席自由。

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