居酒屋「初代商店」(宮崎市中央通6、TEL 070-9014-9203)が4月10日、日本唐揚協会が主催する「第15回からあげグランプリ」の「素揚げ・半身揚げ部門」で最高金賞を受賞した。
「日本で一番うまい唐揚げ屋」を決める同大会。第13回まではネット投票のみの選考だったが、前回から実食審査が導入された。宮崎の飲食店の入賞は、これまで「チキン南蛮部門」に限られていたため、「素揚げ・半身揚げ部門」での入賞は今回が初。
最高金賞を受賞したのは、3年前の開店時から看板メニューとして力を入れてきたという「ひな丸鶏の半身唐揚げ」(1,650円)。当初からしょうゆを使わず3日間漬け込んで熟成させた、南九州産のひな鶏を使う。3年かけて、衣の隠し味に梅を使ったり、マッシュポテトにバターやマヨネーズを合わせたポテトソースを付け合わせとして提供したりするなど、進化を重ねてきた。
新潟のご当地グルメとして知られる半身揚げ。店主の和田博さんは新潟出身であることも一つのきっかけとなり、半身揚げに力を入れるようになったという。「日本の唐揚げ文化や国産鶏の肉質は、世界で戦えるレベルを十分に備えていると感じる。まずは日本一を目指して取り組んできたが、今後は世界も意識したい」と意気込む。