演劇的パフォーマンスユニットPUYEY(ぷいえい)の「おんたろうズ」公演が11月4日・5日、三股町立文化会館(三股町樺山、TEL 0986-51-3462)で開催される。
過去公演の舞台写真(写真提供=演劇的パフォーマンスユニットPUYEY)
同団体は2016(平成28)年、高野桂子さんと五島真澄さんが結成。福岡市を拠点に各地で活動している。せりふに頼らず聴覚、視覚的な表現を多用し「優しい言葉で紡ぎながら『生きていくやるせなさ』を表現し、大人の絵本のような作品を創作している」という。今作で作・演出・出演を担当する高野さんは、「LINEを使った体験型演劇やエクササイズ形式の『フェアロビクス』など、これまでの演劇の枠に収まらない公演も行っている」と話す。
2017(平成29)年から2019年まで3年連続で、三股町でオリジナル作品の公演を行っており、みまた演劇フェスティバル「まちドラ!」にも出演や演出で参画してきた。高野さんは「宮崎県立芸術劇場プロデュース作品への出演や宮崎でのワークショップの実施など、宮崎との縁が深まってきたことを受け今回、当団体として初めて三股町立文化会館自主文化事業として公演を行うことが決定した」と話す。
同作は神様から人間世界に派遣された使者「おんたろう」たちが、小学校を舞台に人間のネガティブエネルギーを解消するために活動する様子を描いた内容となっている。
高野さんは「キャラクターデザインや動き、声などとても迫力があると思う。飽きさせない仕掛けをたくさん用意している」と話す。「三股町は私たちにとって特別な場所。お客さまもスタッフの方々も、とても温かく迎えてくれて感謝している」とも。
出演・音楽を担当する五島さんは「北九州公演をした際、子どもたちが舞台上で起きていることに対し声をかけてくれる場面もあった。子どもたちにも楽しんでもらえると思うので家族で来場してほしい」と呼びかける。
開演は、4日=19時、5日=14時。チケット料金は、一般=2,500円(当日3,000円)、高校生以下=1,500円、小学生以下=500円。5歳から入場可。小学生以下は要保護者同伴。