焼き肉店「焼肉十八番」(宮崎市阿波岐原町竹割、TEL 0985-88-2918)がオープンして、7月5日で1カ月を迎えた。運営は、宮崎と東京でハンバーグ店「平家の郷」を経営する「ハンク・ディーシー」(昭栄町)。
一枚ずつ注文可能な「〆カルビ」(写真提供=ハンク・ディーシー)
社長の朽木敬之さんは、オープンの経緯について、「いつか自社で畜産をしたいと考えており、2021年に自社ブランド『八郷牛』の肥育を始めたが、『平家の郷』では使わない部位も多くあった。大切に育てた牛を、一頭全て活用するため焼き肉業態を始めた」と話す。
店内には「今まで品種改良を重ねてきた和牛の文化を大切にしたい」と、種雄牛(しゅゆうぎゅう)の名前を記載した札を掲げている。店名は、店のコンセプトでもある歌舞伎の「歌舞伎十八番」に由来したもので、ロゴは「仁王だすき」をモチーフにした。席数は50席。
提供する八郷牛は、「厳選した」という経産牛をビールかすを混合した飼料で肥育したもので、「程よいサシが入るが脂くどくなく、赤身のうまみが強いのが特徴」と朽木さん。定番の「カルビ(並)」(1,342円)や「上ロース」(1,606円)のほか、「冷麺」(1,001円)などのサイドメニューにも力を入れる。一枚ずつ注文できる「〆カルビ」(242円)もある。「最後に1枚だけカルビを食べたいというお客さまのニーズに応えている」と朽木さん。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~21時30分(土曜・日曜・祝日は、同=11時~15時、同=17時~21時30分)。