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都城で地元出身のバイオリニスト・廣瀬心香さんが公演 新しいクラシック音楽を表現

「TRIO VENTUS」の3人。「VENTUS」はラテン語で風を意味する

「TRIO VENTUS」の3人。「VENTUS」はラテン語で風を意味する

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 都城で「TRIO VENTUS リサイタルツアー2023」が3月5日、「ウエルネス交流プラザ ムジカホール」(都城市倉原町)で開催される。

バイオリンを弾く廣瀬さん

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 「TRIO VENTUS」はクラシックの本場・ベルリンで活動していたバイオリニストの廣瀬心香さん、チェロ奏者の鈴木皓矢さん、パリで活動していたピアニストの石川武蔵さんの3人からなるピアノ三重奏団で、2019(平成31)年に結成。廣瀬さんが都城出身であることから今回、東京、大阪を含む全3公演の最終公演の地として都城が選ばれた。宮崎での公演は2022年に続き2回目となる。

 母親の影響で物心つく前からバイオリンに触れてきたという廣瀬さん。中学卒業後、音楽を学ぶため東京の高校、大学へ進み、大学卒業後はドイツのベルリン芸術大学に進学した。廣瀬さんは「クラシック音楽の文化が根付いているヨーロッパで学んだことで、日本では得られない気付きを得て、クラシック音楽の新たな形を模索したいと思い始めた」と振り返る。

 前回の宮崎公演時からピアニストが変更したという同団体。「メンバーが1人代わるだけでも音楽は大きく変わる。3人が起こす音楽の化学反応を楽しんでほしい」と廣瀬さん。

 「誰もが知るような曲だけではなく、宮崎ではなかなか聴くことのできないクラシックを演奏していきたい。『クラシック』と聞くとハードルが高く感じる人もいるかもしれないが、解説も入れていく。クラシックには無限の可能性があると考えているので、都城の民謡『安久節』など、地元の方になじみのある音楽もアレンジして演奏してみたい」と話す。「宮崎にはまだまだ本物の音楽を体感できる機会が少ない。その一つのチャンスになれば」とも。

 14時開演。チケット料金は一般=3,000円、学生=1,500円。「TRIO VENTUS」のウェブサイトで販売する。

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