宮崎に「たかはる古民家カフェ」(高原町蒲生田)がオープンして1カ月がたった。
アヒル型に型抜きしたヨモギ・ゴーヤ・かんきつ味の氷が浮かぶコーラとレモネード
築100年以上の古民家を活用した同店。公務員から転職した店長の内山圭さんが、家主の鈴木孝充さんと共に開いた。
湧き水を水道水源としている同地域。店内では都城盆地から湧き出す天然の地下水「霧島裂罅(れっか)水」を使ったかき氷やドリンクなどをメインに提供する。ドリンクメニューは、水道水を浄水器で処理した水とレモン、スパイス、きび砂糖を使う「レモンシロップのレモネード」や、地元の食品加工技術アドバイザー中武栄子さんのアドバイスを受け町木のかんきつ「橘(たちばな)」の果実や「tokotoko農園」(国富町)のゴーヤを使う「たかはるクラフトコーラ」(以上500円)などを用意。手動式の機械を使って作るかき氷は「レモン」「コーラ」「抹茶」「ミルクティー」「チョコミルク」(以上700円)を提供する。
鈴木さんは「かつて当町にあった集会所『ちゃのんば(茶飲み場)』のような人の集まる場所にしたい。今後は内山店長の得意な料理などの提供や、学生とのコラボレーションなども行いたい」と意気込む。内山さんは「冬に向けてホットコーラの製品化も計画している。今後はカヌレやシフォンケーキも提供していく予定」と話す。
営業時間は11時~17時。水曜定休。