日南にマフィン専門店「HINAMUFFIN NEWYORK(ヒナマフィン ニューヨーク)」(日南市飫肥1)がオープンして2カ月がたった。
店のブランディングからデザイン制作、マフィンのレシピ考案、製造まで全てを行う総合プロデューサーの水野瑞来さんは、2018(平成30)年に家族と共に日南に移住。「日南に来てから自分が食べたいと思うマフィンを探していたが巡り合えず、自分で作るしかないと思い開店を決意した」と話す。レシピ本や東京のお気に入りのマフィン店から商品を取り寄せて研究を重ね、「『外はカリッと、中はふわふわでしっとり』の食感を目指し理想の味に近づけた」と話す。
マフィンは5種類を用意。ブルーベリーを入れ、シナモンクランブルをトッピングした「NYブルーベリーマフィン」(330円)や、生地にミルクチョコレートのフィリングを練り込みチョコチップを入れた「濃厚チョコレートマフィン」(350円)、5種類のマフィンをセットにした「マフィンBOX」(1,700円)などをそろえる。
店名の「HINAMUFFIN NEWYORK」の「HINA」は「日南」や雛(ひな)の「小さくかわいらしい様子」、ハワイ語で「女神」などの意味を持つ。ロゴは上から見たマフィンの形をイメージしデザインした。水野さんは「上から見たマフィンの形は決してきれいな丸ではないが、『型にはまらなくていい』『生きやすい社会になってほしい』という思いを込めた」と話す。
「通常のニューヨークマフィンはダイナミックな大きさが特徴だが、当店のマフィンはいろいろな種類を楽しんでもらいたいので食べやすい大きさにしている。当店のマフィンを片手に、お客さまに思い思いの時間を過ごしてもらえたら」とも。
営業時間は11時~15時(売り切れ次第終了)。定休日はインスタグラムで知らせる。