多国籍料理のカフェレストラン「Harvest」（宮崎市青葉町）がオープンして2カ月がたつ。

店舗内観（画像提供＝Harvest）

　店主の杉山悠太さんは、東京・日比谷や表参道の複数のレストランでシェフとして働いてきた。店を変わるタイミングでは都度、料理の研究とサーフィンを目的に海外で過ごしてきた。杉山さんは「特にワーキングホリデーとして1年間過ごしたオーストラリアのバイロンベイで、2010年代のアメリカ西海岸から広まった食に対する考え方『Farm to table（地産地消）』を実践するレストラン『Blue Ducks』に大きな影響を受けた」と話す。

　独立するに当たり、鎌倉や伊豆白浜といった候補地を検討したが、朝採れの地元野菜が安価で手軽に手に入る宮崎に魅力を感じ、出店を決めたという。

　店ではオーストラリアやイギリスのカフェメニューをイメージした多国籍料理を提供。メニューはその日の仕入れにより変わる。ビーガンメニューにも対応し、メニューの中にはビーガン仕様に変更できるものもある。

　杉山さんは「ワインやオリジナルカクテルなどお酒にも力を入れており、夜は近隣の住民が客層の中心で、昼間はインスタグラムを見て多少遠くから車でやってくる方も多い。10年続く愛される店にしたい。1年に1回でもいいのでリピートしてもらえる店を目指している」と話す。

　通常の営業時間は11時30分～14時、18時～22時。予約はインスタグラムのDMで受け付ける。