スーパーマーケット「鮮度館Bon Delice(ボンデリス)」(宮崎市青島4、TEL 0985-65-1515)が現在、ベトナム料理の弁当や総菜を販売している。運営は「スーパーえびはら」。
約5年前から、ベトナムの技能実習生の受け入れを始めた同店。現在はパンコーナーで2人、総菜コーナーで3人の実習生が働いている。現在販売しているベトナム料理の商品は、実習生の発案によるもので、7月から販売を始めた。
店内では、現地の朝食でよく食べられるという麺料理「ベトナムフォー」などをはじめ、少しずつメニューを増やしてきた。現在は日替わりで毎日10種類ほどを提供している。「ベトナム弁当」(540円~)には、揚げ物の「ネン」、ベトナム風の手づくりハム「チャールク」、手羽の唐揚げ「カンガーチェン」などを入れ、ごはんはハーブの一種の「パンダンリーフ」で緑色に色づけし、甘い香りがするのが特徴。ほかにも豚肉メニューの「ミークヮン」(650円~)、ベトナム風のお好み焼き「バイン・セオ」(480円~)などを用意する。
店の惣菜作りを担当しながらビジネスを学び、将来は母国でレストランを開きたいなど、さまざまな夢をもつ3人は「ベトナム料理を宮崎でも食べてもらいたい」と、伝統的な料理だけでなく、日本の味を採用したオリジナルの創作料理も提供している。
約3年同店で働くチャン・ティー・リーさんは「おいしいという購買客からの反応を励みにしている。宮崎は海がきれいで、お年寄りが親切という印象。たくさんの人にベトナムに遊びに来てほしい」と話す。同店ではベトナム料理のメニューの定番化を目指している。
営業時間は9時~21時。