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宮崎・都城に「生焼肉のたれ つちっこ」 親子で家庭の味を商品化

来店を呼び掛ける土屋真由美さん、美沙希さん親子

来店を呼び掛ける土屋真由美さん、美沙希さん親子

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 都城市の「生焼肉のたれ つちっこ」(志比田町、TEL 080-9899-1906)が8月14日、オープンから半年を迎えた。

アレンジメニューの「ごて焼き」(提供:生焼肉のたれ つちっこ)

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 今年2月、「生焼肉のたれ」製造販売店としてオープンした同店。「生焼肉のたれ」(350円、2本以上購入で1本300円)は水分を一切使わず、ゴボウ、ニンジン、リンゴなど9種の野菜としょうゆやみそを配合する。非加熱製造にすることで、素材そのままのうま味が味わえるという。味はあっさり味の「ゴールド」とこってり味の「ブラック」の2種類で、サラダのドレッシングや料理の味付けにも使える。「野菜嫌いな子どもが野菜を食べるようになった」「弁当のおかずの味付けに使えるのがうれしい」など、幅広い客から反響があるという。

 店を営むのは、土屋真由美さん・美沙希さん親子。たれは、何十年も前から家庭の味として食卓に出していたが、友人や親戚から「商品化してほしい」との声が上がっていた。空き家になった一軒家の使い道を考えていたこともあり、たれ製造販売店のアイデアを具現化。2人とも全く初めての業種だったが、思い切って転身したという。真由美さんは「たれを商品化するために、何度も何度も試作を重ねた。たれだけではなく、店舗看板や商品パッケージも全て手作り」と話す。インスタグラムで毎日アレンジレシピを発信したり、インターネット販売を行ったりと、PR活動も精力的に行う。

 真由美さんは「完全手作りのため、1日に製造できるのは約100本。発売から半年がたち、販売数はじわじわと伸びている。『本日は売り切れました』と言えるくらいに広がっていくとうれしい。自信を持って作っている商品なので、まだ食べたことのない方は、一度食べてみてほしい」と話す。

 営業時間は10時~18時(10月~2月は16時まで)。水曜・日曜定休。

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