手作りジェラート専門店「Gelateria72(ジェラテリア72)」(宮崎市老松1、TEL 0985-72-3155)が7月2日、宮崎駅近くの住宅街にオープンした。
冷蔵ケースに並ぶカラフルなジェラート(写真提供=Gelateria72)
「カラフルなジェラートで暮らしに彩りを」というコンセプトを掲げ、平賀翔大さんと妻の亜希子さんが夫婦で営む。翔大さんは「会社の転勤で宮城から宮崎へ来て、夫婦で宮崎の食材の豊かさに感動した。コロナ禍で仕事に対する価値観が変わり、本当に好きなことを仕事にしたいと夫婦で話し合った結果、店をオープンすることになった」と話す。
席数はテーブル席、スタンディングカウンター合わせて13席。亜希子さんは「ドイツ留学中に食べたおいしいジェラートが忘れられず、気軽に立ち寄れるジェラート屋の雰囲気がとても好きで、いつか自分でも店を持ちたかった」と話す。店名の「Gelateria」は、イタリア語で「ジェラート屋」を指し、数字の「72」は「ナツ=夏」という意味。夏の太陽の光のように明るく、お客さまを照らせるような温かい店にしたいと夫婦で名付けたという。
現在店内には9種類のジェラートが並ぶ。メニューは、カップで提供する「ダブル」(450円~)、「トリプル」(550円~)。小学生以下のみ注文できる「キッズ」(300円)はコーンかカップを選べる。ジェラートの種類は季節や日によっても変わり、ミルク、グリーンティー、マンゴーパッション、チョコラータ、ピスタチオ、ティラミスなどを用意。ラインアップはインスタグラムで発信する。
翔大さんは「ジェラートは材料の味をダイレクトに楽しめるからこそ、材料選びは畑に行くなどして直接交渉をしている。ジェラートの肝になる牛乳は川南町『アリマン乳業』の低温殺菌『トロントロン牛乳』を使っている。新富町『豊緑園』の農薬や化学肥料を使っていない抹茶とほうじ茶も使い、ジェラートにしている。おいしいだけでなく安全な食材選びにもこだわっている」と話す。亜希子さんは「糖分は5~6種類を配合している。材料と砂糖の配合管理は大変だが、そうすることで舌触りが滑らかになる」という。
平賀亜希子さんは「イタリアジェラートに精通している職人に来てもらい、数カ月ジェラート作りを特訓した。まだ盛り付けが難しいと感じることもあるが、多くの人にこの味を知ってほしい」と笑顔で話す。
営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。