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日南の「櫻の郷酒造」と「南いちご農園」が、イチゴのリキュール「しあわせいちご」開発

地元の生産者が力を合わせて開発した「しあわせいちご」

地元の生産者が力を合わせて開発した「しあわせいちご」

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 日南市の「櫻の郷酒造」(日南市北郷町郷之原甲、TEL 0987-55-4134)と、「南いちご農園」(日南市北郷町郷之原、TEL 090-8401-5373)がタッグを組み、摘みたてのイチゴを使ったイチゴのリキュール「しあわせいちご」を4月28日、発売した。

幸せな気分になってもらいたいとの思いが込められた「しあわせいちご」

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 日本最大の甕貯蔵庫を持つ「櫻の郷酒造」は、長期甕貯蔵による焼酎造りを手掛けている酒造。「南いちご農園」はできるだけ自然に近い環境での栽培を目指し、化学肥料を使わず、有機質の肥料でイチゴを育てている。

 今回のコラボレーションのきっかけを、「南いちご農園」の南浩二さんは「コロナ禍でイチゴ狩りに来る人が減った。これまではイチゴを冷凍し、イチゴのかき氷などのカフェメニューにし、夏のイベントで販売してきたが、イベントも中止が相次ぎ、出店ができなくなった。そのため在庫が多くなり、何か新しい取り組みができないかと思った」と話す。南さんから同酒造の鈴木政人さんへ話を持ち掛け、「地元の企業として地域活性化のためにもなる」と意気投合。取り組みが始まったという。

 同商品は、同農園が摘みたてのイチゴでイチゴシロップを作り、それに同酒造が猪八重渓谷の伏流水で作った本格焼酎を合わせて製造。1本当たりに約200ミリリットル、全体の約40%をイチゴシロップで作り、シロップと本格焼酎のみを使うため。香料や添加物は使用していない。鈴木さんは「イチゴと焼酎の割合をどの程度にするか、飲みやすくするために甘さをどのくらいにするのかなど、試行錯誤して作り上げた。イチゴならではの芳醇な香りを感じながらスッキリとした飲み口のリキュールに仕上がった」と話す。「オンザロックやソーダ割、レモンスライスを入れたり牛乳で割って飲んだりするのもお勧め」と南さん。

 初回製造は限定500本。今後、定番化をしていく予定。価格は500ミリリットルで1,815円。アルコール度数は14%。同酒造横の焼酎道場や日南市の酒店などで販売する。

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