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宮崎大学院生のベンチャー企業「Smolt」が金色のイクラ「つきみいくら」商品化

「Smolt」初のプライベートブランド、金色をしたイクラ「つきみいくら」

「Smolt」初のプライベートブランド、金色をしたイクラ「つきみいくら」

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 宮崎大学発のベンチャー企業「Smolt」(宮崎市学園木花台西)が現在、金色のイクラ「つきみいくら(TM)」の先行販売予約を受け付けている。

「Smolt」を立ち上げた、サクラマスの養殖に取り組む、宮崎大学院生で社長の上野賢さん

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 同社は「水産資源と水産業を持続可能なものにしていく」を課題に宮崎大学院生の上野賢さんが2019年に設立した。初のプライベートブランドとして商品化した「つきみいくら」はサクラマスから取れる金色のイクラ。サクラマスは冷たい淡水の川にすむヤマメが海に降りた姿の呼称で、日本固有のサケの仲間だが、自然界では数が少なく幻の魚といわれている。

 上野さんは、宮崎大学が築いた技術を元に清流で育てたヤマメを、冬季は日向灘のいけすで育てるという循環型の独自の工程でサクラマスを養殖している。「つきみいくら」は同社と「さかなファーム」(東京都大田区)が共同で開発した。

 上野さんは「さかなファーム社のシェフと試行錯誤を重ね、美しさをひきたてながらも、風味と食感を生かした味付けにした。輝くような見た目とすっきりとした上品な味わいに仕上がったと思う。この『つきみいくら』が水産業や養殖に新しい価値を感じてもらうきっかけになれば」と話す。

 価格は4,000円(税別)。さかなファーム社のECサイト「CRAFT FISH」で注文を受け付ける。

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