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宮崎の養豚農家が「放牧和豚キーマカレー」発売 県を代表する土産目指す

放牧ブランド豚「放牧和豚」を育てている有方草太郎さん

放牧ブランド豚「放牧和豚」を育てている有方草太郎さん

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 放牧ブランド豚「放牧和豚」を育てている「Pioneer Pork(パイオニア ポーク)」(宮崎市田野町乙)が12月5日、「放牧和豚キーマカレー」を発売した。

「放牧和豚キーマカレー」(写真提供=有方草太郎)

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 パイオニア ポークは、有方草太郎さんが宮崎大学卒業後に始めた、放牧で育てる養豚農家。有方さんは大学時代に「放牧養豚」をテーマにビジネスプランコンテスト「みやざきビジコン」に挑戦し、グランプリ、審査員特別賞、協賛企業賞を受賞。第19回九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストではNICT賞を受賞した。全国大会である「起業家甲子園」でも審査員特別賞(2位)を受賞。

 放牧養豚を始めた経緯について、有方さんは「もともと豚が大好き。卒業後の進路を考える際、本当にやりたいことを考えた時に、放牧養豚ならやってみたいと思った。放牧養豚で農業に革命を起こしたいという意気込みで始めた」と振り返る。

 農場で育てている豚は主に中ヨークシャーや六白黒豚など。「中ヨークシャーは甘味とコクがあり、とてもおいしい品種で、現在は幻の品種といわれている。六白黒豚は鹿児島県産のバークシャーという黒豚の一種で、甘くてとろけるような脂身と、濃厚なうまみを持つ赤みが特徴。流通量が少なく希少なため『幻の豚』と呼ばれている」と有方さん。

 「豚本来の行動に制限をかけない放牧」という育て方で、のびのびと育てているという。有方さんは「放牧で育った豚の豚肉は臭みがほとんどない。免疫能力も飛躍的に向上するため、ほとんど病気にならず、不要な抗生物質の添加や注射の必要もなくなる。安心でおいしい豚肉を届けることができるのがメリット。アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点においても、放牧養豚は世界的にとても注目されている」と話す。「餌はサツマイモ中心にトウモロコシ、大豆かす、焼酎かす、ミネラル類を混ぜ合わせた自家配合飼料を一から作り、与えている。そのため、肉の脂身は甘みとコクがあり、さらっとしているのに、しっかりしたうまみのある脂身が放牧和豚の特長」とも。

 放牧を見学に来た人などからの「常温で買って帰られる土産が欲しい」という声をきっかけに開発したキーマカレー。放牧和豚をふんだんに使い、野菜はタマネギのみを使う。完成までにはさまざまなレトルトカレーやカレー店を食べ歩きし、味や香り、食感余韻を比較。試食会を何度も重ねて作り上げたという。「こだわり抜いたブランド豚で、カレーも徹底的にこだわり抜いた。宮崎を代表する土産に仕上がったと思う」と自信を見せる。

 有方さんは「キーマカレーを通して、放牧和豚のおいしさを知ってもらいたい。キーマカレーを作る際も、放牧和豚ミンチを使ってもらえたら」と話す。

 価格は1,500円。オンラインショップのほか、無人販売所大山屋5号店、「たかみ屋」「道の駅 高岡ビタミン館」(以上、宮崎市)で販売している。

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