
宮崎大学医学部演劇部で発足した「劇団まぜ。」の旗揚げ公演が10月19日、「ひなたキャンパス」(宮崎市錦本町)で上演される。
演劇部04期生の同期8人で結成した「劇団まぜ。」。メンバーの一人から「同期公演をやりたい」との声が上がったことがきっかけだという。脚色を担当した中川芽音さんは「旗揚げ公演だが、来年4月にはメンバーの半数が宮崎を離れるため卒業公演でもある。『メンバーが離れ離れになっても、この劇団を理由に、また集まれるように』という思いも結成の理由になった」と話す。
当日出演するのは6人。宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」を上演する。これまでに校内で稽古を続け、会場では音響や照明の入る稽古を行い調整してきた。
中川さんは「キャストに合わせて配役を決め、せりふもアレンジを加えた。兼役の人はガラッと印象を変えられるよう衣装を工夫した」と話す。「幻想的な原作のイメージは保ちつつ、原作とは違う夏の終わりの夢の世界を、絵本のような雰囲気で表現した」とも。
公演は、13時~、16時~の2回。入場無料。申し込みは予約フォームで受け付ける。駐車場は県営プール西(有料)。