
落語家とアナウンサーから成る漫才コンビ「ヤングタウン」の漫才公演が9月27日、宮崎市民文化ホール(宮崎市花山手東3)で開催される。
三遊亭好楽一門の落語家・錦笑亭満堂さんと毎日放送アナウンサー・福島暢啓さんから成る同コンビ。2人がレギュラー出演するラジオ番組「MBSヤングタウン日曜」内で、M-1グランプリに挑戦する企画として2018(平成30)年にコンビ結成。1年目でM-1グランプリ3回戦に進出。2023年には準々決勝にも進出した。7月には、芸人・ナイツの塙宜之さんが会長を務める「漫才協会」に入会するなど、活動の幅を広げている。
昨年に続き2回目の全国ツアーとなる今年は、全国5都市を回る。福島さんが宮崎出身であることから、開催地の一つに宮崎を選んだ。「昨年のツアーも多くの人に足を運んでもらった。ツアーを通して、目標としているM-1グランプリに向けてネタを固められたら」と満堂さん。福島さんは「たくさんの人に来てほしいので、高校の同級生たちにもツアーの連絡を入れた。親戚や知り合いが大勢来るのでやりにくさもあるが、丹精な漫才を心がけたい」と話す。
当日は、M-1グランプリで準々決勝まで進んだネタのほか、新ネタ5本を披露。7月にリリースしたオリジナル楽曲「飲んでもいいよな Yes! Yes! Yes!」も熱唱するという。満堂さんからは「名古屋公演では2人とも歌詞が思い出せないというハプニングがあったため、歌い直すことになった」というエピソードも。ゲストには芸人・ゆってぃさんが登場する。
満堂さんは「宮崎で漫才をするのは初めてなので楽しみ。僕たちが宮崎での漫才ブームを作れるように頑張りたい。いずれは銅像が立てば」と話す。福島さんは「立つわけないだろ」とツッコミつつ、「今回をきっかけに宮崎の人たちに認知してもらい、宮崎での活動を増やしていけたら」と意気込む。
今後の展望については、「ツアーや漫才協会入会をきっかけに、M-1グランプリをはじめとしたショーレースで功績を残せたら」と満堂さん。「M-1グランプリを一つの指標としつつ、もう一段階高いレベルの漫才を披露できるコンビになりたい」と福島さん。
19時開場、19時30分開演。料金は、前売り券=3,000円、当日券=3,500円。チケットは、チケットぴあや宮崎空港で販売する。