
「みずみずしい地域をつくる土着のクリエイティブ 地域にこそ必要なクリエイティブ講座」が9月29日、宮崎市民文化ホール(宮崎市花山手東3)大会議室で開催される。主催は宮崎市民活動センター。
宮崎市民活動センターでは、市民活動に関する人材育成や継続的な活動を支援するため、年間13回にわたり無料で講座を開いている。同講座を企画した同センター職員の三井麻衣さんは「便利なものや新しいものが増える一方で、伝統や生活の知恵、人々のつながりが薄くなってきている。そうしたところにこそ地域の魅力が潜んでいると感じる。魅力に光を当てる力や、デザインについて事例を元に体感してほしい」と話す。
講座は講師2人とファシリテーターによるトーク形式で開催。講師は、武蔵野美術大学造形構想学部教授の若杉浩一さんと日本総合研究所チーフスペシャリストの井上岳一さん。ファシリテーターは、三井さんが務める。
若杉さんは大学で教鞭(きょうべん)をとる傍ら、全国各地の「中山間地域」で学生と共に地域課題の解決を目指し、地元の人たちと協働している。美郷町でも活動している。
井上さんは、日本総合研究所で「森のように多様で持続可能な地域社会のデザイン」を目指して地域づくりの研究、実践に取り組んでいる。
三井さんは「宮崎で2人の講座を受けられる機会はなかなかない。この機会に、地域で課題や魅力をうまく伝えられない、活動が地域に広がらない、もっと地域の人とつながりたいと感じている人に、少しでも解決のヒントを与えることができれば」と参加を呼びかける。
開催時間は18時30分~20時。参加無料。定員50人。要事前申し込み。