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高鍋町美術館、体験型ツアー通じ「博物館浴」による心理的効果など検証へ

過去のイベントで説明する青井美保さん(写真提供=高鍋町美術館)

過去のイベントで説明する青井美保さん(写真提供=高鍋町美術館)

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 高鍋町美術館(高鍋町南高鍋、TEL 0983-23-8887)が8月、博物館の持つ癒やし効果「博物館浴」による生理的・心理的効果を検証する体験型ツアーを行う。

美術館外観(写真提供 高鍋町美術館)

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 同プログラムは、「令和7年度文化庁Innovate MUSEUM(イノベートミュージアム)事業」の一環で行う。同館で開催する特別展「ますびコレクションJAPAN 日本の美と人間国宝の技」の鑑賞後に、脳の疲労度や自律神経のバランスなどを測定し、データを収集。測定は各自のスマートフォンを使う。

 ナビゲーターは、九州産業大学地域共創学部教授の緒方泉さん。これまでに全国の90の博物館の協力で1300人のデータを集め、研究を進めている。

 同館学芸員の青井美保さんは「当館は児童福祉の父と呼ばれる石井十次の生まれた町にあり、福祉的観点の取り組みを行っている。そのことが評価され、国内4カ所で行われる本年度事業の1カ所に選ばれた。気軽に博物館や美術館に立ち寄るきっかけにもなれば」と話す。

 7月21日頃まで、参加者を募集している。開催は8月1日~31日の10時~17時。参加無料。参加は中学生以上。定員は各回20~30人。スマートフォンを持っていない人には貸し出しも行う。

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