ダイニング酒場「CHEERS(チアーズ)」(小林市細野、TEL 0984-48-8844)がオープンして、12月6日で1カ月がたった。経営は、宿泊業やパン小売業の事業を展開する「エヌグラント」(細野)。
小林市産の米で握った「おにぎり」(写真提供=「CHEERS」、撮影=池上翔)
店主の永野叶絵さんは、約6年の社会人経験を経て小林市にUターンしたのち、2019年3月にエヌグラントを創業。永野さんは「宿泊業をスタートした半年後に新型コロナウイルスが流行。当時、宿泊者の人が外食に行けないなど食事に困っている場面を目の当たりにし、温かいご飯を提供したいという思いが強くなった。長期滞在の人も多かったため、私たちで何か食事を提供できないかと考えた」と飲食店を始めたきっかけを話す。店内には、カウンター9席、テーブル席26席を用意。
メニューには「シーザーサラダ」(700円)、「ごぼうチップス」(500円)、「ギョウザ」(400円)、「チキン南蛮」(800円)などを用意する。ビールや焼酎、ハイボール、ワイン、カクテルなどドリンクも幅広くそろえる。「いろいろな料理を少しずつ楽しんでもらえるように、メニューの単価を抑えるほか、ハーフサイズの料理やセットメニューも用意した」と永野さん。
店名について、「自分の好きな瞬間である『みんなと乾杯する瞬間』を店名のコンセプトにした。『チアーズ』には乾杯の意味だけでなく、『応援する』という意味も含まれているため、この場所がそういう場になれば」と永野さん。「日々の食事が、特別で楽しい時間になれば良いなと思っている。一人でも家族でも、団体でも、さまざまなシーンで気軽に使用できる場所にしていきたい」と意気込む。
営業時間は、17時30分~24時。日曜・月曜・祝日定休。