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宮崎の「だいきち」が自販機の新たな可能性模索 野菜や食器用洗剤まで扱う

さまざまな商品を透明容器に入れて自販機で販売する

さまざまな商品を透明容器に入れて自販機で販売する

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 自動販売機の販売や取り扱いサービスを行う「だいきち」(東諸県郡国富町三名、TEL 0985-75-1243)が「チャレンジベンダー」の取り組みを始めている。

野菜や果物の入る自動販売機

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 自動販売機の新たな可能性を見出すべく、多様な商品の販売を試みるという取り組み。川越道貴社長は「全国に約200万台あり身近なものだからこそもっと便利で面白いものをつくりたい。新しい機種をつくるのではなく、どこにでもあるジュースの自動販売機を活用したい」と話す。

 国富町三名交差点近くに設置する自動販売機では、昨年11月末から野菜や果物の販売を始めた。商品は、装填(そうてん)する飲料と同じサイズの透明容器に入れて販売する。同自販機には「岩切さんちの朝どれきゅうり」「マルチみかん」「ミニトマト」「きんかん」(各100円)を用意する。自動販売機の活用方法に賛同し、これらの試験販売を行っているサン・スマイルの岩切孝幸社長は「小ぶりなミカンや細めのキュウリなど、容器に合うサイズの商品を用意している」と話す。

 ほかにも、国富町の「原農園」のサツマイモ「国富金時」を使う焼き芋「極蜜芋」(400円)や、食器用洗剤や入浴剤、猫用おやつなども自販機で販売する。川越社長は「農家の作物の廃棄が減ることにもつながり、冷蔵のものなら入れられるので山間部の買い物難民のお年寄りなどにも役立てばと思う。商品でタイアップできる企業を募集している」と話す。

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