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日南に「ウエノパン」 レトロな店舗で幅広い世代に合わせたパン用意

(画像左から)店長の上野里奈さん、隈田原美沙さん姉妹

(画像左から)店長の上野里奈さん、隈田原美沙さん姉妹

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 パン店「ウエノパン」(日南市殿所)が、オープンして1カ月がたった。

クリームパンやピーナッツバターフランス、メロンパンなどが並ぶショーケース

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 日南市星倉にある洋菓子店「ブルーリボン」の2号店としてオープンした同店。8月21日の開店初日には多くの客が来店し、用意していた約30種類1000個ほどのパンが約4時間で売り切れた。

 店主の荒木務さんは「以前からパン屋をやりたいと思っていたが、場所が見つからず探していた。娘の嫁ぎ先から小屋が空いているので使っていいと許可をもらい、リフォームして店を始めることにした。店は辺ぴなところにあるが、多くのお客さまに来店いただけるようにSNSを活用して発信していきたい」と話す。

 店は主に荒木さんの2人の娘が切り盛りする。次女で店長を務める上野里奈さんは「ブルーリボンの移動販売でパンも販売していた。小さい時からずっと父がパンを作る姿をそばで見ていて、自然と自分もパンを作っていた。店はレトロな雰囲気で年齢にとらわれず入りやすいパン屋にしたいと思った」と笑顔で話す。

 店内にはブルーリボンでも人気の「あげぱん」(162円)、約30年前のブルーリボン創業時から変わらない味のカスタードクリームを使った「冷やしクリームパン」(194円)、「あんバターフランス」(216円)、「ピーナッツバターフランス」(194円)、「明太フランス」(302円)など。季節のフルーツを使ったフルーツサンドも並べ、土曜・日曜・祝日には限定サンドも用意する。

 長女でスタッフの隈田原美沙さんは「昔懐かしい『ナポリタンロール』(194円)や『ホットドッグ』(248円)、土日限定で流行の『マリトッツォ』(216円)など、幅広い世代に楽しんでもらえるパンを用意している。また来たいとリピートしてもらえたらうれしい」と話す。

 店では、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、客にはマスクの着用の協力を呼び掛け、入り口には手指消毒液を設置する。2組までの入店制限も行う。

 上野さんは「みんなから愛されるパン屋になれば。焼きたてのパンを手に取って食べてもらいたい」と話す。

 営業時間は10時~18時(なくなり次第終了)。火曜・水曜定休。臨時休業はインスタグラムで告知する。

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