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宮崎・小林の観光農園「berryfarm風の大地」が10周年 2000本のブルーベリー育つ

園入り口の看板と並ぶ、オーナーの川野さん(右)と地域おこし協力隊の福森さん(左)

園入り口の看板と並ぶ、オーナーの川野さん(右)と地域おこし協力隊の福森さん(左)

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 宮崎県小林市のブルーベリー観光農園「brryfarm(ベリーファーム)風の大地」(宮崎県小林市野尻町三ヶ野山、TEL 080-6450-0011)が5月20日、10周年を迎えた。

「berryfarm風の大地」のブルーベリー。オーナーお薦めの食べ方は「5~6粒を一気に口に入れると個体差がなくおいしく味わえる」という

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 小林市出身のオーナー川野健一さんが「小林の自然豊かな環境で、非日常を体験してもらいたい」と、2011年(平成23年)にオープンした。農園の位置が丘陵地で、風が強く吹き抜ける場所にあるため、「berryfarm風の大地」と名付けたという。

 敷地面積5000平方メートルの農園には、無農薬で育てた約30種類、2000本のブルーベリーが育つ。11月~3月の間に花芽を落とす作業を行ってから育てる。来場者は入場無料で、時間制限なし、無料で試食できる。ブルーベリーの持ち帰り分は100グラム=250円で販売し、農園から直接、県外への発送もできる。

 川野さんは、「友人を招くような感覚でお客さまを迎えている。わざわざ来てくれるのに、入場料は取りたくなかった。品質にこだわって育てているため、試食しておいしければ購入してもらえると思う。実際、当園のブルーベリーは、サイズが大きく、実は甘い。無農薬で安心して食べることができ、贈り物にしても喜ばれている」と胸を張る。

 現在、小林市の地域おこし協力隊でもある福森優次さんらスタッフがホームページなどの運営、ブルーベリーの商品開発、手作りピザ体験のメニュー考案を行い、川野さんをサポートしている。手作り体験ピザは、「トマトソース」(1枚=800円)、「ブルーベリーソースとクリームチーズのデザートピザ」(1枚=1,000円)の2種類。前日までに予約が必要。

 川野さんは「自然の中でおいしいブルーベリーを楽しんでもらいたい。この農園に来てくれた人がほっとでき心のよりどころになるような場所でありたい。コロナ禍で不安になっている人も多くいると思うが、自然に癒やされに足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は9時~日没。雨天休園。観光農園の営業は8月末まで。

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